投資(資産運用)と時間の関係
投資(資産運用)と時間の関係
初心者にありがちな思考回路
あなたはこんな考えをしたことはありませんか?
- 投資に興味を持つ
- 調べる・考える
- もっと調べる・もっと考える
- とにかく調べる・とにかく考える
- 考えすぎて「損したらどうしよう」とリスクばかり考える
- 結局動かず、何もしない
これは、僕の23歳~29歳までの思考です。このように考えて生きてきました。なぜなら前にも話しましたが「貯蓄は正義」「支出は悪」という洗脳で生きてきたからです。当時の僕の思考では、投資は支出なので「投資=悪」と判断し、絶対やりませんでした。
投資に前々から興味はあるが、現時点でやっていない人(当時の僕みたいな考え)の思考は、1~6を繰り返してばかりいます。考えすぎるから結局不安が大きくなってやらないのです。
自分では判断できない、ひとりで考えるのが不安だからと、親・兄弟・先輩・友人など、周りに相談する人もいるでしょう。
「やらなければ損をしない。だからやらなければリスクもないじゃん!」
こういうアドバイスをくれる人もいますが、こういうことを言う人は、おそらく「投資未経験者」です。未経験者はドリームキラー。あなたのやりたいことを全力で反対してきます。相談してもまったく意味がないのでやめましょう。
話を戻しますが、実は1~6を繰り返してばかりいると、逆に損をしていることを知っていますか?考えたあげくに投資をやらないということは、リスクを負っているのを知っていますか?それに気付いていますか?
いつまでたっても何もしないということは、「時間」を無駄にしているということなのです。時間とは「投資・運用する時間(期間)」のことです。運用する時間とは「お金が働く時間」のことです。
労働と運用は同じこと
パート・アルバイトの人って、どうやってお金を得ていますか?自分自身の体を使って働いて稼いでますよね!
「自分自身(体)=資産」「働く(労働)=運用」
働いているということは、自分の体という資産を運用して、お金を稼いでいるのです。
では、投資に例えてみましょう。投資というのは、お金を働かせることなので、
「お金=資産」「働く=運用」
お金を投資するということは、お金という資産を運用して、お金を稼ぎことです。要するに、お金を得るには、労働する(体を使って稼ぐ)か、投資をする(お金を使って稼ぐ)かってことです。
労働と投資の共通点
お金を稼ぐ方法に「労働」と「投資」があることがわかりましたね。では、これらに共通して必要なもの、稼ぐために必要な共通点があります。
それは前章でも言いましたが「時間」です。
稼ぐためには「時間」が非常に大事であり、時間が必要なのです。
- 日給 10,000円 × 1日= 10,000円
- 日給 10,000円 ×10日=100,000円
一目瞭然、働く時間が多ければ多いほど稼げます。
この考え方ですが、実は投資にも当てはまるのです。
- 投資額 10,000円 × 5% × 1年 = 500円
- 投資額 10,000円 × 5% ×10年 = 5,000円
当たり前ですが、1年の運用より10年の運用のほうが多く利益を生みます。
実はこの仕組みに気づいていない人が多すぎるんです!!!
「こんなの知ってるよ!!」と言うかもしれませんが、わかっていても行動しない人は、この時間(期間)の重要性にまったく気づいていないといっても過言ではないんです。
時間は有限 時間を味方につけろ!
投資に興味はあるが、考えてばかり・・・考えてばかりで投資をやらない、やっていないということは、時間を無駄に過ごしている、時間を捨てていると同じことです。時間が無くなれば、お金(元金)があっても増やすことができませんし、稼ぐこともできませんよ。
時間は無限ではありません。特に自分の時間の大切さに気づき、早く動くことです。早く投資・運用して、リスクを回避するのです。
僕は、32歳から投資を始め、投資歴13年ですが、これでも後悔してます。なぜもっと早くやらなかったのか・・・と。もっと早くやっていれば、もっと資産を増やせていたはず!!
後悔しても過ぎた時間は戻ってきません。僕が身をもって体験した後悔なので、この記事を読んでいる方には、絶対後悔してほしくないのです。
株式の配当金、投資信託の分配金、値上がり益重視の資産形成型投資信託、これらで稼ぐためには、時間が必要です。多く稼ぐためには、多くの時間が必要。ぜひ時間の大切さに気づき、時間を味方につけてください。
最後に
僕が究極と思っている投資・運用法があります。
それは、投資信託の「高利回り長期運用」です。
例えば、
1,000万円 × 6% × 20年 = 1,200 万円
1,000万円 を 20年間 働かせ、1,200万円 稼ぐ。手持ちの 1,000万円 が 20年後 に2,200万円 に。
これってすごくないですか?もし 1,000万円 が元本割れをおこし、700万円 になったとしても、20年後に 700万円 + 1,200万円 = 1,900万円 手持ちしているという。
この究極の仕組みは、6% という高利回りも大事ですが、それより 20年間 という長期運用の成果です。これが「時間」を味方につけるということです。
定年後、退職金で運用する人とかいますが、そんなバカげた考えはやめて、早く始めて、資産が膨らんでいくのを楽しみましょう!
<要点はこれ!>
- お金でお金を稼ぐためには、時間が必要!
- インカムゲイン(配当金・分配金)を狙うのであれば、特に時間は大事!
- 一括運用でも積立運用でも、どちらでもよい。早く運用を開始すること!
- 時間があればあるほど、後々莫大な利益を得ることが出来る!
- どうせ狙うなら、高利回り長期運用を!
初心者にとっての副業・不労所得
初心者にとっての副業・不労所得
- 不労所得とは・・・労働の対価として得る賃金以外の所得のことを指し、働かずに得ることが出来る収入という意味で使われる。利子、配当、家賃収入などがそれに当たる。
ここ最近「副業」「不労所得」という言葉をよく耳にするようになってきましたよね。こんな会話を聞いたことありませんか?
・今の給料じゃ生活が厳しいから、ダブルワークでもしようかなぁ
・副業やってお金を稼ごうかなぁ
・やっぱ副業っていったら、インターネットビジネスだよなぁ
・アパート持っている人は賃料収入があっていいよなぁ
・コインパーキング経営したいなぁ
・一生サラリーマンは正直つらい・・いい不労所得ないかなぁ
・不労所得があれば老後も安心なんだけどなぁ
働き方改革が始まり、昔と比べて今は、仕事終わりの自分の時間が、ある程度自由に使える時代になってきました。そしてインターネットの普及によって生活が便利になり、お金を得る方法が多岐にわたってきているのも事実です。
時間がありインターネットが普及した時代を生きていく僕たちは、労働以外に何かをしたほうが良いのでしょうか?
いや!俺は頑張って働いて、汗をかいて稼ぐんだ~!と「労働のプロ」として生きていきたいなら、それはそれでいいと思いますし否定はしません。
しかし、世の中では「もっとお金が欲しい」「楽に稼ぎたい」「老後が不安だ」という考えを持っている人が多いのです。実際に僕の周りの人たちも、同じようなことをよく言っています。そして、そういう考えを持っている方は、なにかしら行動をしているはずです。いったいどんな行動をとり、何をやって稼いでいるのでしょうか?
僕は福島県在住の平凡なサラリーマンです。
僕の総収入の中では、もちろん労働収入がメインですが、投資・資産運用による収入もあります。株の配当金、投資信託の分配金は「現金」で受け取っているため、いやらしい表現ですが、だまってても口座残高が増えていきます。
ある日、僕はこんなことを思いました。
・周りの方々は、稼いでいるのかな?
・稼いでいるならどんな方法で稼いでいるのかな?
・どのくらいの方が副業というものをやっているのかな?
興味があったので、仲間や取引先に片っ端から聞いてみました。
するとどうでしょう!
労働収入以外の収入を得ている人は、なんと!!ほとんどいなかったのです!!(やっていても言わない人もいたとは思いますが・・)
これだけインターネットが普及した時代なのに、周りのほとんどは、労働収入だけで生きているのです!
「ネットの世界」と「現実の世界」が違いすぎる!
僕の周りには、副業で収入を得ている人は、ほとんどいませんでした。結局、みんな口だけだったのです。いわゆる口では好き勝手言うが、行動してないという、よくある残念なパターン。
Webサイト、FaceBook、Twitterで調べてみるとどうだと思いますか?かなりたくさんの人が、副業で収入を得ているんですよ!
ブログ、アフィリエイト、アドセンス、Webコンサルタント、セミナー、日本株、米国株、投資信託、FXなど、しかも驚くほど人数も多く、稼いでいる額も大きいという。稼いでいる額や総資産を公表してアピールしまくっている感じです。
「周りがやってないから、自分もやらなくていいや~」⇒ダメなんです!
「自分の周りだけを意識して、小さな輪の中で生きていこう~」⇒ダメなんです!
インターネットは世界中とつながっています。
世界中の人々を見て刺激を受けなさいとは言いません。せめて日本中の人々を見て刺激を受けて生きていかなければ、将来取り残され、つらい老後を送る可能性があることを危機と感じなければなりません。
まず、労働収入しかない人は、それ以外に別な収入源を作っておいた方が絶対いいです。とくにお金(労働収入)があるときのほうが、別な収入源を作りやすいので、働けるうちに行動すべきです。
初心者にとっての別な収入源
労働収入以外の別な収入源とは何を指すのか?
例えば、よく耳にするのが ①ヤフオクやメルカリなどの転売収入 ②アフィリエイトなどのWeb収入 ③マンション・アパート・駐車場などの賃料収入 ④株式・投資信託・債券など運用収入です。
ズバリ言います!
サラリーマンは「運用収入」をやってください。労働収入とは別の収入源が欲しい!というのなら、選択すべきは「運用収入」です。
- 株式・・・・配当金収入があります。株の値上がり益も狙えます。
- 投資信託・・分配金収入があります。基準価格の値上がり益も狙えます。
- 債券・・・・利金収入があります。満期償還時には元本100%戻ってきます。
なぜ、運用収入を勧めるのか?
それは本業がサラリーマンだからです。働いて時間の対価として給料を稼ぐのが仕事だからです。サラリーマンは会社に時間を拘束されているので、自由になる時間が少ないはずです。だからある程度放置できる運用収入が適しているのです。
- サラリーマンは会社に時間を提供して、労働収入として給料を稼ぐ。
- その稼いだ給料の一部を株・投資信託で運用する。
- 運用したお金が配当金・分配金を稼いでくれる。
つまりお金がお金を稼いでくれるのです。
スマホに証券会社(銀行)のアプリを入れておけば、売買や損益の確認も簡単に出来ます。スマホで管理できるので、いつでもどこでも取引ができます。一番サラリーマンに適した副業ということです。
サラリーマン投資家
サラリーマン投資家は、あなたが一生懸命働いている時間に「お金でお金を運用」しています。同じ1時間を「労働」と「運用」の2つの方法でお金を稼いでいるという訳です。
やれば稼げる可能性があるのに、初心者は「頭ではやろうと思ってるんだけど、実際やるとなると面倒くさいなぁ~」って思って行動しないというか、口座開設すらしないのです。口座の開設方法などインターネットで調べるとほとんど書いてある、ヒントはあるのに行動しない。だからあなたを含め、あなたの周りにはいないのです。
例えば、あなたを含む投資未経験10人中、あなた1人が証券口座を開設して、運用を始めてみてください。「10人に1人の人間」になれますし、それが100人だったら「100人に1人の人間」になれるのです。
最後に
サラリーマンに一番適している副業は「運用収入」です。そして不労所得は「配当金」「分配金」です。
先ほども言いましたが、副業・不労所得に関して調べたいのであれば「Twitter」で検索してみてください。投資以外にも、いろいろな方法で稼いでいる人がたくさんいます。やらない自分はヤバいんじゃないか?と思うくらいたくさんいます。Twitterなので嘘も多いかもしれませんが、真実も多いはずです。
自分の周りが平和すぎて、身近な人から刺激を受けれない人は「Twitter」から刺激を受けてください。マジ「Twitter」の世界・・・ヤバいです。
<要点はこれ>
- 副業は、もっと稼ぎたい!という考えから始めるが、どちらかというとリスクヘッジのために始めるという考えの方が重要である!
- サラリーマンこそ資産運用で「運用収入」を得るべきである!
- サラリーマン投資家にとって副業とは資産運用のことをいい、不労所得とは配当金・分配金のことをいう。
- いつまでも健康と思うな!不健康になったときこそ、副業・不労所得の真の力である「安心感・ありがたみ」が発揮される。
初心者の僕が初めて株を買ったときの話
初心者の僕が初めて株を買ったときの話
上司「株やってみないか?」
僕 「株ですか?いや・・やらないです。絶対やらないです」
上司「そんなこと言うなよ。何事も経験だぞ!教えるからやってみろ」
僕 「いや・・株だけはいやです。経験したくないです」
これは、僕が初めて「株」というモノを勧められた時の会話です。僕が投資信託をやっていることを知っていた上司は、僕に株を勧めてきたのです。
確かに僕は30歳の時、投資というモノを経験し、勉強し、理解して、投資信託を運用しています。
投資歴6年ですが・・・株は別です!
「株はこわい!」「株は損をする!」
当時36歳、僕はそんなことを思っていました。なぜそんなことを思ったかというと、人間はリスクがあり、かつ経験がないことは、まず否定から入るからです。
僕は、株に関して「上がったら儲かり、下がったら損をする」くらいのことしか知らず、その他知識はほとんどありません。まず仕組みがわかりません。ぶっちゃけ、購入の仕方もわからないのです。なので、株は否定しました。
僕 「検討しましたが、やっぱりやりません」
上司「そうか。残念だ・・・」
初心者の僕が初めて株の儲け方を知ったときの話
上司「この前、お前に勧めた株あっただろ?」
僕 「はい・・・」
上司「儲かったぞ!+160,000円 だ!」
僕 「えっ?!」
上司「だからやらないか?って誘ったのに(笑)」
僕 「えっ・・・(無言)」
「いったいなにがあったんだ!何で僕はやらなかったんだ!くそっ!うらやましい・・」こんなことを思いながら、僕は上司を妬みました。
何が起こったのでしょうか?何で 160,000円 も儲かったのでしょうか?いったい何が・・
上司に話を聞いたところ「新規上場の株」を買ったというのです。
※上場は「じょうじょう」と読みます。過去に「あげば」と呼んだ人がいました(笑)投資の世界にまったく興味がない人は、上場という文字すら日常では触れないからわからないのです。
新規上場株(業界ではIPOという)は、誰でも買うことは出来ず、抽選で当たった人しか買えないとのこと。上司は、僕に何を勧めたかったのか具体的に聞いたところ「IPOに当選したので、ある企業の株100株 に対して、一緒に資金を出さないか?」ということでした。
分かりやすく言うと、下記の条件の株に対して、折半で一緒に投資しようと勧められたのです。
- 株式 :新規上場株(IPO)
- 企業名:忘れました
- 株価 :2,000円 くらい?(今回は 2,000円 と仮定します)
- 株数 :100株
1)今回は新規上場の株でした。新規上場株は応募者がかなり多いので、抽選で当たった人しか買えません。なぜそんなに多いかというと、新規上場株は株価が上がるからです。上がるということは儲かるということ。だから誰でも欲しいのです。
IPOは、企業の立場から言うと、会社の株を市場に売り出し、投資家から直接お金を集める方法であり、企業が資金調達をする方法のひとつです。
2)企業名は忘れました。まったく覚えてません(笑)
3)上場する企業の1株あたりの価格です。
4)購入した株数です。当時の僕はわかりませんでしたが、基本的に株を購入するときは 100株 単位です。今回の場合、1株 2,000円 なので、2,000円 × 100株 = 200,000円 この株を購入する場合、200,000円 が必要ということです。
僕 「200,000円 必要だったんですか?高ぇぇぇぇ!」
上司「いやいや。2人で 100,000円 ずつ出し合って 200,000円 を投資しようという考えで勧めたんだ」
僕 「あ~そういうことだったんですか!」
(僕)⇒ 100,000円 ⇒(上司 )⇒ 200,000円 ⇒ IPO
この方法は、乗り合いみたいなもの(僕は乗り合い投資と呼んでます)で、株式投資の名義は上司、資金だけ折半ということです。一応言っておきますが、普通はこんな方法はありません(笑)
上司が言っていた 160,000円 儲かったとは?
160,000円 儲かったということは、投資した 200,000円 が 360,000円 になったということです。
株は株価の変動により、損益が発生します。今回新規上場した企業の株が、2,000円 から始まり、上場後上がっていき、3,600円 まであがったところで、上司が売却したということです。
◯新規上場時:2,000円 × 100株 = 200,000円
◯株式売却時:3,600円 × 100株 = 360,000円(+160,000円)
※ちなみに、株は100株 単位なので、購入も売却も100株 ごとになります。
新規上場株は投資家から注目され、その日かなり盛り上がる(かなり売買され資金が動く)ので、上場当日は、一気に上がることが多いです。大抵の人は、上場当日に売却して、利益を確定します。
僕 「1日で 160,000円 の利益ですか!?ある意味、日給 160,000円 じゃないですか!?(笑)」
上司「日給というか、11:00 に売却したので、実質 9:00 ~ 11:00 の2時間の運用で+160,000円 だ。時給 80,000円 だな!ハハハ~(笑)」
株ってとんでもねぇ・・・
新規上場ってとんでもねぇ・・・
株式投資はなんていう世界だ・・・
株の仕組みを初めて知った1日でした。
初心者の僕が初めて株を買ったときの話
上司「よっしゃ!当選したぜ!」
僕 「えっ?またIPO当選したんですか?」
上司「そうだ。100株だけどな」
僕 「初心者なので、乗り合い投資させてもらえませんか?」
上司「なんだ?今回は積極的だなぁ(笑)株価 1,600円 だから 80,000円 必要だぞ?」
僕 「はい!わかりました!」
上場すると、投資家は株価チャートをリアルタイムに見ながら、株価の値動きを確認して、売却時を見計らうのです。
先ほども言いましたが、IPOは活発に売買されるので、株価は上がります。このときも 1,600円 が 2,400円 まで上昇しました。
◯新規上場時:100株 × 1,600円 = 160,000円
◯株式売却時:100株 × 2,400円 = 240,000円(+80,000円)
乗り合い投資なので、上司+40,000円 僕+40,000円
僕が株に投資した 80,000円 が 120,000円 になって返ってきました!
僕「すげぇ~!これが株か~!」
上司「なっ!やってみるもんだろ?これで経験者だな(笑)」
これが僕が初めて株に投資した「乗り合い投資」自分では直接買ってはいないが、間接的に株を経験した時の話です。
最後に
投資信託でも株式投資でも、未経験者は、身近な投資家と「同じモノを買う」または「一緒にやる」ことにより、経験しやすくなります。株式未経験の僕は、株をやるために上司と一緒に「乗り合い投資」という方法をとりました。
※ちなみに、乗り合い投資は2人以上なら何人でも可能です。僕は3人で乗り合い投資をしたこともあります。再度言いますが、こんな投資方法はありません(笑)
株は100株 単位で売買されているので、株価をみたら ×100 をすれば、購入に必要な最低金額がわかります。
この経験がきっかけで、僕は投資信託に続き、株式投資への道も歩き始めたのです。安いときに買って高いときに売れば利益が確定、それが株です。
<要点はこれ!>
- 初心者はまず新規上場株(IPO)に申し込みをしろ!
- 当選したら、IPOを買え!
- IPOは当日売却が原則、かなり高い確率で儲かる!
- 仲間との「乗り合い投資」も有効な投資方法である!
- まずは経験すること。経験しないと何も始まらない!
初心者が投資・資産運用出来ない原因はこれ!
初心者が投資・資産運用できない原因はこれ!
- 65歳の定年退職後、老後は年金だけでは生活ができない。平均寿命まで生きると仮定した場合、退職時に 2,000万円 の貯蓄が必要である。
これはニュースでもかなり話題になった、あの有名な「老後 2,000万円 問題」です。今まで老後や投資・資産運用にまったく興味がなかった方々が、一気に注目した事件ですよね(笑)※あえて事件と呼びます。
実は、この事件で有名になった「モノ」があります。それは「つみたてNISA」と「iDeCo(イデコ)」です。節税しながら長期運用で資産を増やすことができるこれらの商品が、ようやく認知されたのです。
そしてこの時期、多くの投資未経験者が、老後に向けて 2,000万円 貯めるために、証券口座を作りました。そして「投資とは何か?」「どのように資産運用すればよいのか?」「初心者向けの投資商品はどれか?」トコトン検索しました。そしてどうなったか?
Q)どうなったんですか?
A)どうもなってません。何もしてません(笑)
Q)えっ?どういうことですか?
A)以下で説明しましょう!!
老後 2,000万円 問題がニュースになったとき、投資・資産運用をやっていない人は、かなり焦りました。
「何とかしなきゃ!」「口座作らなきゃ!」「資産運用しなきゃ!」って、騒ぎはじめ動いたのです。人々は口座を作りました。そして作っただけで終わりました。いわゆる口座は放置状態です。
老後2,000万円問題 ⇒ 焦る ⇒ 口座開設 ⇒ 調べる ⇒ 終了
つまり、焦って口座を作った人の大半が、口座を作っただけで満足して終わっているのです。それはなぜか?
投資・資産運用という世界がわからないからです。
わからないと不安ですよね!わからないから、人々はその先に進むことができなかったのです。
投資・資産運用がわからない人はどうすれば良いのか?
投資の世界がわからない人は「逆の発想」が有効です。
「わからないからやらない」のではなく「わからないからやる」
私の経験上、わからない世界を早く知る方法・早く覚える方法はそれしかありません。
よく女性と付き合う前に「彼女を落とすテクニック」「恋愛の楽しさ」「彼女が喜ぶデート」「女心を引き付ける話術」「何回目のデートでエッチするか」等、恋愛に関する情報をトコトン詰め込む人がいますよね。情報だけ詰め込んで、考えすぎちゃって、結局行動に移せず、女性とは付き合えないという...。
僕から言わせてもらうと、情報を入れて学ぶまえに、まずはアタックすればいいじゃん!女性と付き合えはいいじゃん!って思います。アタックしてみて、付き合ってみて、どうすれば楽しめるか、悲しい場合の対処法、なぜケンカになったのか、仲直りの方法等、経験して交際を進行しながら学べばいいと思うんです。
人は、成功や失敗を経験して成長します。恋愛の情報メタボ、ノウハウコレクターになる前に、女性と付き合ってみてください。そして交際を経験してから「なぜ失敗(成功)したのか」を考え、恋愛に関する情報を調べてください。そのほうが圧倒的に早く成長します。
恋愛の話を例に出しましたが、何が言いたいかというと、投資・資産運用がわからないなら、調べる前に「経験」してくださいってことです。
具体的に言いますね!未経験者は、投資に関する知識を入れる前に、まず先に株式や投資信託を購入してください。そして購入してから調べてください。
老後2,000万円問題 ⇒焦る ⇒ 口座開設 ⇒ 投資商品購入 ⇒ 調べる
こわくて投資・運用商品を購入できない人
よく投資未経験者に見られる症状で「損しそうでこわい」「モノが見えないのでこわい」「ホントにお金が戻ってくるか不安」という人がいます。
- 飲み会で 10,000円 出費
- 温泉旅行で 30,000円 出費
- 食料・日用品へ 5,000円 出費
- ガソリンへ 10,000円(5,000円 ×2回)出費
- タバコへ 15,000円(500円 × 30個 / 月)出費
人ってこれらに対するお金は、あまりためらうことなく支払います。なぜか?それは出費に対して得るモノがあるからです。
生命保険はどうですか?生命保険ってなぜか拒否しません?勧誘されても断りますよね?それはなぜか?出費に対して得るモノがないからです。見えないからです。
NHKはどうですか?NHKって拒否しません(笑)?勧誘されても断りたくなりますよね?それはなぜか?出費に対して得るモノがないからです。今の人(特に若者)はNHKはほとんど見ません。ニュースや情報はインターネットから入手できるからです。お金を払ってもそれに対する価値が見えないからです。
生命保険・・・お金を払っても何も得ていない(実際は万が一のための「補償」を得ていますが)じつはこの感覚「投資・資産運用」と似ているのです。
投資・資産運用・・・お金を払っても何も得ていない、得るモノが見えない。だから人は「お金が取られる」という感覚になり、投資や資産運用をこわくてやらないんです。
初心者が投資・資産運用をやる極端な方法
- 先に情報を詰め込み、調べたことで満足して、なかなかやらない人
- 損しそう・お金が取られる・という感覚になり、こわくてやらない人
ズバリ言います!
これらの考えをもっている人は、私の経験上、自分自身では絶対やらないです。一人では絶対動けません。
Q)では、そういう人はどうすればいいんですか?
A)人と同じモノ(投資商品)を買うことです!
身近にいる投資家と同じ投資商品を買ってください。
未経験者は「こわい」「不安」があります。含み益が出た時の喜び、含み損が出たときの悲しみを共有してくれる人が欲しいのです。損をして一人で悩むのがこわいのです。
日本株式ファンド、Jリート(日本の不動産)、債券ファンド等、なんでもいいです。身近にいなかったら、担当銀行員がやっている投資信託(ファンド)を買ってみてください。大抵の銀行員は自店の投資信託を買ってます。
同じ商品を買って、基準価格が上がったら「なぜ上がったのか?」下がったら「なぜ下がったのか?」いろんな会話をして情報を共有してください。投資に関して話せば話すほど、投資・資産運用に対する免疫がついていきますので、必ず会話をしてください。
最後に
これからの日本で生きていく人で、資産を増やしたいと思っている人は、投資・資産運用は絶対やったほうがいいです。反投資の預貯金信者もいますが、低金利なので、絶対増えません。預貯金では裕福にはなれないんです。
投資・資産運用をやる基準やきっかけ、購入する方法は、僕が実体験を交えてブログで書いてます。2,000万円 問題で口座を作っただけで終わっている人は、まず投資商品を買ってみてください。そして買ってから自分で調べたり、担当銀行員と会話したり、学んでいってください。
<要点はこれ!>
- 知識がなくてもいい。まずは先に投資商品を買え!
- 投資の知識は、買ってから学んだ方が、圧倒的に早く得ることができる!
- 情報メタボ、ノウハウコレクターは単なる自己満足である!
- 投資が「不安」「こわい」という人は、銀行員と同じ商品を買え!
資産運用・・・今動けば未来が変わる
投資元本がない人へ
Q)投資元本がないのですが、どうすればよいですか?
A)結論・・・貯めてください!以上
これが僕の答えです。
現実的な話をしますね。人が正当な手段で大きなお金を手にする方法は、大きく3つだと僕は考えます。
- 事業を起こして、大金を手にする。
- 不動産投資で、大金を手にする。
- 株式投資で、大金を手にする。
それ以外はないと思っています。上記3つ、簡単に出来ますか?出来るのであれば、ここから下は読まなくていいです。やってください。
それらが出来ない人、一般的なサラリーマン等が大きなお金を手にするには、やはり「コツコツ貯める」しかないのです。
実際、僕は今でこそ 3,000万円 超の資産がありますが、
Q)親からもらったとか、初めからお金があったんでしょ?
A)初めからないです。
Q)お金を増やす知識はあったんでしょ?
A)貯蓄脳で育ったので、運用知識はまったくなかったす。
Q)一発当てて一気に増えたんでしょ?
A)無駄遣い厳禁の教育だったので、マジでコツコツです。
昔から「ちりも積もれば山となる」とか「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」と言われてますが、まさにそれらを僕は経験してきました。
◯ ちりを積もらせました。
◯ 苦を乗り越え、楽を経験してます。
その経験があるから、今の僕がいるのです。僕は、ホントに「2つ」のことしかやってません。社会人になってからコツコツ貯めて、貯まったお金を運用しているだけなんです。
一番簡単なお金の貯め方
僕がお金を貯めはじめたのは、23歳 の時でした。貯めた方法はたったひとつ!「定期積金」です。※「積立預金」「積立定期」とも言います。
今は「つみたてNISA」「iDeCo(イデコ)」など、貯める方法はいくつもありますが、その当時は定期積金しかありませんでした。
僕は、長い時間をかけてダラダラやるのは嫌いであり「短期間で一気に貯める」ことをいつも意識していたので、極端な金額を積み立て始めました。
実際に僕が貯めた方法・内容は下記です。
- 商品:定期積金
- 月額:100,000円
- 期間:8年(96ヶ月)
- 口座:給与支給日と同時に100,000円 口座引き落とし
- 満期:960万円
30歳の時に「960万円」のお金を手にしていました。
この時、思いました。ちりも積もれば山となる・・・同じことを続ければ、お金は簡単に貯まるものなんだと。
貯蓄期間の生活
僕は結果を出しました。8年間で 960万円 を貯めることが出来たのです。しかしこの8年間は犠牲にしてきたことも数多くあります。
- 旅行・・・ほとんど行ってません。
- 飲み会・・参加したのは会社の飲み会くらいです。
- 外食・・・数か月に1回くらいのペース。
- デート・・ほとんどしていません。
- 服・・・・ファッションに興味がありませんでした。
- 美容室・・セルフカット、自分で切ってました。
- 趣味・・・ドライブくらいですかね。
こんな感じの生活を送ってきました。
Q)つまんね~生活!!
A)ですよね(笑)
でも、逆にいうと、このくらいの生活をしないと月に 100,000円 積み立てることは出来ないってことです。だって初任給の手取り 170,000円 くらいですよ?しかもその当時、親に車を買ってもらったので、月に 30,000円 の返済もしていたんですから。
170,000円 - 100,000円 - 30,000円 = 40,000円
自由に使えるお金 月40,000円
趣味や娯楽にお金を使う生活を送りながら、短期間で大きなお金を手にする・・・これは無理です。
何かを手に入れるためには、何かを犠牲にしなくてはならないんです。「二兎を追う者は一兎も得ず」って言いますよね!一つの物を得るためには、それに執着することが大事です。目標となるものを得てから、次にほかの物を得ればいいじゃないですか!?同時に手に入れるのではなく、順番に手に入れるのです。
昔の自分から見た今の自分
よく「自分は何でお金がないんだ~」「今の僕は不幸だ~」「あの人はお金があっていいなぁ~」と悩む人がいます。
それは「今の自分が今の自分」を見ているからです。
今は満足いかない生活であっても、未来はどうなるかわかりません。もっと悪い方向へ変わっているかもしれないし、すごく良い方向へ変わっているかもしれない。
ここで見方を変えます。
今の僕は、資産を築き、投資・資産運用でお金を増やしてます。こんなことを言うといやらしいかもしれませんが、正直お金に困っていません。幸福か不幸かと言われたら「幸福」です。
では、なぜ今、幸福と感じることが出来るのか?
それは8年間行動したことにより、未来を変えたからです。このように、未来はコントロールできます。今の僕は、23歳の僕からみたら「未来の姿」「未来の僕」なんです。
23歳の時「彼女もいないし、お金もないし、不幸だな~」「あの人はいいなぁ~」「お金欲しいなぁ~」「貯めなきゃな~」って思ってました。当時の僕は周りと比べることにより「不幸」を感じていました。
しかし今が不幸でも「行動」して「結果」を出せば、必ず未来は「幸福」に変わることがわかったのです。その一連を僕は経験したので、こんなに強く熱く言えるのです。
未来が変わった僕は今どうなっているのか、
- 旅行・・・年に数回行ってます。
- 飲み会・・多いときは月に10回くらい行ってました。
- 外食・・・お昼は毎日外食。夜は週1~2回外食。
- デート・・結婚して子供がいます。
- 服・・・・ファッションが好きになり、服がクローゼットに入りきれません。
- 美容室・・これに関しては昔からの慣れもあり、いまだにセルフカット(笑)
- 趣味・・・外食、ギター、ウィスキー、ドライブ、投資・資産運用。
こんなに変わってしまいました(笑)
Q)かなりお金使ってますね~!お金無くならないんですか?
A)サラリーマン兼業投資家は、給与収入と配当金・分配金収入があるので、このくらいの生活では、お金は減りません。これらの生活をしても、投資・資産運用のほかに、月5万円~7万円積み立て出来てますから。「給与 + 配当金」生活は最強です。
このように、今が不幸でも、今から動き出せば、必ず未来は変わります。今は不幸でもいいんです。今の不幸という感情は、未来の成功に向けての過程なのですから。
今お金がない、不幸だと感じている人は「今の自分は未来の自分」を見てください。そして目標を達成したとき「達成した時の自分から過去の自分」を見てみてください。過去の自分に「未来・・変わったよ」と言ってあげてください。
最後に
僕は、8年間つまらない生活を送った代わりに、960万円 を手にしました。960万円 を元本として、資産運用に目覚めてから人生が変わりました。人生を変えるためには「我慢」がありました。「苦労」もありました。
ぜひ、僕が経験した「ちりも積もれば山となる」と「苦あれば楽あり」を味わってほしいと思います。実体験者がここにいます。100% 未来が変わります。
<要点はこれ!>
- とにかく短期間で大きなお金を貯めよ。
- 貯蓄期間中は、贅沢を我慢せよ。
- 独身で実家暮らしは、貯蓄できる最高の状況。
- 貯蓄開始は早ければ早いほどよい。
- 資金を貯めたら、あとは運用で増やしていけ。
- 今が不幸でも、今から動けば、必ず未来は変わる。
初心者はまずこの投資信託をやれ!
初心者が投資信託をやる場合、どの投資信託を買えばいいのか?
Q)まとまったお金が貯まった!よし!投資信託をやるぞ!
A)おっ!よく頑張ったね~!ところでどの投資信託を買うの?
Q)えっ???え~と・・・
A)わかりました。アドバイスしましょう!笑
以前説明した「つみたてNISA」や「iDeCo(イデコ)」も、少額から始めることができるので、初心者向けですが、今回はつみたて系ではなく、「一括購入型投資信託」の話をします。
初心者は、どの投資信託をやればいいのか?それは・・・
はっきり言います。「インデックスファンド」です。
インデックスファンドとは何か?
投資信託というのは、自分の代わりにファンドマネージャーが、まとまったお金を運用する仕組みということは、もう理解していると思いますが、投資信託のインデックスファンドというのは、株式等の「指数」と同じような動きをする投資信託です。
Q)株式指標とは?同じような動きとは?ハテ・・?
A)ではわかりやすく言いますね!
インデックスファンドは「日経平均株価」「TOPIX」「NYダウ」など、株式市場等の全体の動きを表す代表的な指数(インデックス)と同じような動き、同じようなグラフを描く投資信託です。
なぜ初心者には、インデックスファンドが向いてると言われているのか?
それは、単純で、わかりやすいからです。よくテレビのニュースで「今日の日経平均株価は…」とか「今日のTOPIXは...」とか「今日のNYダウは…」とか、聞いたことないですか?ありますよね!?まさにそれです!
例えば、日経平均株価が上がれば、インデックスファンドは上がり、日経平均株価が下がれば、インデックスファンドは下がります。
※ちなみにインデックスファンドというのは、種類のことを指しており、投資信託の商品名ではありません。車で言うなら、スポーツカーが種類のことを指し、フェラーリが商品名ということになります。
僕が初めてやった投資信託は、インデックスファンドの中の「底力」です。底力は、日経平均株価に連動する投資信託でした。
Q)ということは、インデックスファンドをやる場合、日経平均株価等の「指数の値動き」だけ把握していれば良いってことですよね?
A)その通りです!
また「TOPIX」や「NYダウ」、その他の指数に連動したインデックスファンドもあります。
もちろんTOPIXが上がれば、基準価格が上がり、TOPIXが下がれば、基準価格が下がりますし、NYダウが上がれば、基準価格が上がり、NYダウが下がれば、基準価格が下がります。
では、ここで「日経平均株価」とは何か?「TOPIX」とは何か?「NYダウ」とは何か?説明しましょう。
日経平均株価とは?
日経平均株価とは、日本経済新聞社が発表する株価のことで、東証1部上場銘柄の中で、代表的な225銘柄の株価の平均です。日本の株式市場の動きを把握する代表的な指標なので、日経平均株価という言葉は、必ず覚えてください。ちなみに、225銘柄は固定ではなく、定期的に入れ替えが行われております。
この225銘柄のことを「日経225」といい、日本を代表するトヨタ、ユニクロ、資生堂、NTT、ソフトバンク、ソニー、三井住友フィナンシャルグループなどが対象になっています。
TOPIXとは?
TOPIX(トピックス。Tokyo Stock Price Index)正式には、東証株価指数と呼ばれ、東証1部に上場されている全銘柄を対象に算出されている株価指数のことです。日経平均株価と並ぶ、代表的な株価指数です。
東証1部の全銘柄(2019年2月現在、2,128社)を対象に指数を算出しております。
NYダウとは?
NYダウ(ニューヨークダウ)とは、世界経済の中心であるアメリカの超優良企業「30銘柄」の株価指数であり、ダウ・ジョーンズ社が発表しています。わかりやすく言うと、日経平均株価のアメリカ版です。
銘柄の中には、アメリカン・エキスプレス、インテル、マイクロソフト、マクドナルド、コカコーラなどがあります。
どうです?なんとなく、わかってきたんじゃないでしょうか?インデックスファンドが「日経平均株価」「TOPIX」「NYダウ」と連動するとはどういうことかが。
◯ インデックスファンドのメリット
- 指数に連動する仕組みなので、シンプルでわかりやすい。
- 日経225やTOPIX、NYダウ等の中のさまざまな株式に分散投資するので、リスクが軽減できる。
- 日々の価格の増減にビビる必要はなく、ほったらかし運用ができる。
◯ インデックスファンドのデメリット
- 日経平均株価やNYダウのグラフをみてもわかる通り、長期投資で利益を上げていく仕組みなので、短期間では大きな利益が見込めない。
- リスクが少ないので初心者には向いているが、大きな利益が短期間で出ることがないので、慣れてくるとつまらない。
このグラフの日経平均株価で説明します。
2012年の日経平均株価が 約8,200円、2017年の日経平均株価が 約19,700円 を指しているのがわかります。インデックスファンド(特に日経225)は、この指数に連動するので、当時、日経225関連の投資信託を買っていた人は、どうなったか?
19,700円 ÷ 8,200円 = 2.4 株価が 2.4倍 になってます。2012年に 500万円 を投資した人がいたとしたら、その投資信託は、500万円 × 2.4 = 1,200万円 になっているってことです。
5年間で+700万円の利益
これが、インデックスファンドです。
では、ここで話を戻しますね。
Q)インデックスファンドとはなんでしょうか?!説明してください。
A)「日経平均株価」や「TOPIX」「NYダウ」などの指数に、連動するように作られた投資信託のことです。
Q)正解です!(拍手)日経平均株価、TOPIX、NYダウに共通するのは、上場会社の株の動きを示している指数なので、日経平均株価、TOPIX、NYダウが上がれば、インデックスファンドの基準価格も上がり、日経平均株価、TOPIX、NYダウが下がれば、基準価格も下がることがほとんどなのです。
良かった~!これでインデックスファンドが理解できましたね!
日経平均株価やTOPIX、NYダウの動きを見ていれば、自分が投資したファンドが上がっているのか?下がっているのか?好調なのか?不調なのか?わかるのです。
夜のニュースを見て、それらが上がっていれば、保有投資信託が「本日プラス」、下がっていれば「本日マイナス」っていうわけです。
ねっ!だから初心者向きって言ったでしょ!
別な言い方をすると、インデックスファンドを持っているということは、間接的に株式に投資していることと一緒なのですよ。個別株を持っていなくても、インデックスファンドを持っていれば「間接株主」なんです!初心者なのに株主!なんかいい響きですよね~。
では、インデックスファンドを購入するためには、どうすればよいのか?
初心者のあなたが、インデックスファンドを購入したいと思ったら、ネット証券とか証券会社の店舗ではなく、自分のメイン銀行(給与振込や公共料金引き落とし銀行)に直接足を運んで、担当者に聞いてみてください。初心者にとって、証券会社の店舗は入りにくいので、絶対銀行の方がいいです。そして、その店舗でどのようなインデックスファンドを取り扱っているのか、開示してもらってください。
そして、一通り説明を受けたら、その中で1番わかりやすい(把握しやすい)商品を契約することをおすすめします。
※必ず、自分が理解した投資信託を購入してください。商品内容を理解しないで購入すると、運用してても気持ちが入らず、ぶっちゃけ「つまらない」運用期間を過ごすことになります。投資信託を育てる(含み益を増やす)には、その投資信託を理解していることが必須です。
最後に
初心者向けの投資信託はたくさんあります。その中でわかりやすく始められるのが「インデックスファンド」です。インデックスファンドを持つと、毎日のニュースで、日経平均株価やTOPIX、NYダウ平均を気にするようになります。そして毎日見ていると、日本経済や世界経済の流れ(上向きか下向きか)や、なぜ上がったのか?なぜ下がったのか?なんとなくわかってくるようになります。
そのうち、経済に無意識に目がいくようになる、それもインデックスファンドのいいところですね。
<要点はこれ!>
- 初心者には「インデックスファンド」が向いている。
- インデックスファンドには、他の指数(TOPIX、NYダウ、高配当株式、Jリート指数、USリート指数など)に連動する種類もあるが、初心者は「日経225」に連動するファンドを選べ!
- インデックスファンドは、とにかく長期運用が原則。短期間の損益で「損した」とか「解約しよう」とか判断するな!
- これをきっかけに日本経済、世界経済に意識を向けよ!
投資・資産運用に回すお金がない人はどうすれば良いのか?
投資・資産運用に回すお金がない人はどうすればよいのか?
僕はサラリーマンなのですが、投資・資産運用での収入(配当金や分配金)が、年に250~300万円 くらいあります。月にすると 約20~25万円 の給料以外の収入、いわゆる副業収入ってやつです。
副業にはさまざまな種類がありますが、僕は投資・資産運用という種類の副業をやってます。お金を使ってお金を稼ぐ、これが投資・資産運用です。
Q)私、投資・資産運用に興味があります。ですが、お金がありません。お金がなくてもできる方法を教えてください!
A)いきなりすごい質問ですね~笑!お金がなくてもできる方法ではなく、お金がない場合は、どうすれば良いのか?それを教えます。
まず、投資・資産運用するにあたり、大前提は「お金があること」「お金を持ってること」です。モノを買うとき、お金が必要ですよね?それと同じように、投資・資産運用というモノを買うので、お金が必要です。
でもこの世の中、投資・資産運用に回すお金を持っている人が少ないのが事実です。特に若者に多い。入社したばかりで給与が低い、勤務を続けているが給与がなかなか上がらない、転職ばかりで給与が安定しない、支出が多くてお金が貯まらないなど。
しかし、こういう世の中でも、投資・資産運用している人がいるのは事実です。
投資・資産運用をやりたいが、お金がない人はどうすれば良いのか?どうすべきなのか?それを説明します。
お金はないが投資・資産運用をやりたい人
お金がない人はどうすれば良いのか?僕なりに考える初心者向けの方法は「2つ」あります。
<1つ目>
毎月の給料の中から「つみたてNISA」や「iDeCo(イデコ)」をやる方法です。
以前の記事で説明しましたが、これらの商品は、毎月少額から始めることができるので、まとまったお金がなくても、すぐに始めることができます。
※商品概要や仕組みは「初心者のためのつみたてNISA」「初心者のためのiDeCo(イデコ)」をご参照下さい。
<2つ目>
投資資金・運用資金を貯める行為、ズバリ「貯金・貯蓄」です。
とにかく給料から強制的にお金を貯めるのです。僕には22歳から30歳までの8年間で960万円貯めた実績がありますので、不可能ではないです。やる気を起こし、行動、そして続ければ必ず貯まります。
ちなみに、自分自身で口座からおろして、別口座へ入金して貯める方法や、余裕がある月は多く、余裕がない月は少なくという、不安定な貯め方は絶対NGです。そのやり方では僕の経験上、貯まりません。人間は意志が弱い生き物なので、生活がピンチになると、どこかのタイミングでおろして必ず使ってしまいます。
ですので、口座から毎月決まった日に決まった額を強制的に引き落とす「定期積金」「積立預金」「積立貯金」などを強くお勧めします。
そして目標までお金が貯まったら、それを元金として投資・資産運用を始めます。実は、まとまったお金があると、選択肢がかなり広がるのです。
- 定期預金(円定期、外貨定期)
- 株式(国内株式、海外株式)
- 投資信託(国内投信、外国投信)
- 債券(国内債券、外国債券)
- ソーシャルレンディング
- ※初心者には向かない信用取引やFX、仮想通貨は対象から除きます。
簡単に思いつくだけでも、これだけあるのです。
お金がない方は、「つみたてNISA」「iDeCo(イデコ)」または「貯金・貯蓄」の二択です。まずは、どちらかを選び「行動」してください。
この二択のそれぞれのメリット・デメリット
お金はないが、投資・資産運用したい人に必要なのは「行動」です。つみたてNISAやiDeCo(イデコ)を契約するという「行動」、お金を貯めるという「行動」、この行動なしには、資産を築くことができません。
これらの「行動」をするためには、どんなことに注意しなければならないのか?行動することを前提で、二択に対する注意事項、メリット・デメリットを説明します。
① つみたてNISA・iDeCo(イデコ)を選んだ人
- 月々の負担:少額から始められるので軽い。
- 投資商品数:好きに選べず、限られている。初心者向けなのでリスクが少ない商品が多い。
- 毎月の給与:少額しか投資しないので、外食、飲み会、デート、娯楽、趣味にある程度好きなように使える。
- 資産形成額:お金がない状態から始まるので、貯まる額には限度がある。大きなお金を手にすることはできない。
- 運用期間 :長く運用することが大原則。短いと効果がなく、資産形成が出来ない。元本割れの可能性もゼロではない。
② 貯金・貯蓄を選んだ人
- 月々の負担:月々の貯蓄額が多ければ多いほど負担が重い。僕のように月10万円積み立てする場合は、かなり生活がきつくなる。
- 投資商品数:お金を貯めてから一括で投資することになるので、商品の種類はかなり多い。ローリスク、ミドルリスク、ハイリスクなど、好きな分野へ好きなだけ投資ができる。
- 毎月の給与:貯蓄額が多ければ多いほど、外食、飲み会、デート、娯楽、趣味にお金は使えない。積み立て期間が長ければ長いほど、我慢の生活を長く送ることになる。
- 資産形成額:まとまったお金がある状態での投資・資産運用スタートなので、増える額には限度がなく、短期間で資産形成できる可能性が充分にある。
- 運用期間 :まとまったお金がある状態での投資・資産運用スタートなので、短期間でも結果が出やすい。長期間の運用は、さらなる資産形成ができる可能性が充分にある。
最後に
本気で将来のために考えているなら、僕は「貯金・貯蓄」してからの投資・資産運用を強くおすすめします。なぜなら、まとまったお金が発揮するリターンは、爆発的に大きいからです。
そして、貯めるなら、僕のように短期間で大きなお金を貯めてください。僕は洗脳5箇条の「貯蓄脳」だったので、苦しいとは感じませんでしたが、普通の人は、遊びや楽しみができない生活は苦しいはずです。貯蓄は必ず短期間で!
僕は8年間で 960万円 貯めましたが、月10万円 × 5年 = 600万円 でのスタートで充分です。その 600万円 を年3~5% で運用すると、副業収入で年18万円~30万円 手にすることができます。その生活を10年~20年~30年・・想像してみてください。間違いなく資産築けますよ!
<要点はこれ!>
- つみたてNISA・iDeCo(イデコ)もいいが、本気で将来を考えるなら、短期間で大きなお金を貯めてから、投資・資産運用を始めよ。
- 貯蓄期間は生活が苦しいが、苦のあとには必ず「楽」がくる。貯蓄期間は遊びを我慢。そのくらいの覚悟で!
- 行動は早ければ早いほど良い。20代で元金を貯め、30代からは投資・資産運用で生きていけ。
- 行動した人だけが、未来を変えることができる。
投資・資産運用ができる一番簡単な方法
<投資・資産運用が恐くて出来ない人へ>
Q)老後 2,000万円 不足とか 3,000万円 不足とか話題になっているので、自分も頑張って投資や資産運用をやろうと思うんですが、実は恐くて出来ないんです(泣)
A)何が恐いの?
Q)だって・・損したらどうしようって・・・(泣)
A)逆に得をすることは考えないの?
Q)得する可能性はあるけど、損することを先に考えちゃうんです・・・(泣)
これは投資初心者、投資未経験者の典型的な例です。
僕の周りにも結構こういう人がいます。ってか、以前のブログを読んだ方ならわかると思うのですが、僕自身が貯蓄に洗脳され、30歳までこうでした(笑)
なぜ、得より先に損することを考えるのか?
それは、日本人が「汗水流して得たお金は大事に」とか「無駄遣いするな」とか「コツコツ貯金しなさい」とか、学校でも家でもこういう教育を受けて育ったので、お金で損することに免疫がないからです。ホント理由はこれだけです。
対称的なのが、アメリカです。アメリカでは、学校教育でも「投資・資産運用」の教育を受けますし、家でも親からそういう教育を受けます。だからアメリカの家庭では、資産の約30%しか「現預金」を保有しておらず、残り70%は「株式」「投資信託」「保険」で運用しているのです。
小さい時からそういう教育を受けているので、日本人が貯金をするのが当たり前と思っているように、アメリカでは、お金を投資・運用するのが当たり前だと思っているようです。
Q)私・・・日本人だし、貯蓄マインドだし、お金を投資を出来るマインドになることはないのでしょうか?(泣)
A)僕も日本人ですよ!(笑) 僕も投資マインドになれましたので大丈夫です。絶対変われます!
投資・資産運用が出来ないたった1つの理由
実は、日本人が投資・資産運用が出来ない理由はは、たった1つです。それは「わからない」からです。
「わからない」から「やらない」
わからない分野が、投資・資産運用という、生きていくうえで必ず必要ではないモノなので、わからなくても調べたり、勉強したりしないのです。
みなさん、貯金に関しては意味がわかりますよね?知識ありますよね?でも、貯金に関して初めからわかっている人はいなかったと思います。もちろん知識もなかったはずです。それなのに、今は貯金に関して知識がある。それは「貯金が必要」と成長の過程で教育を受けたからです。貯金に関して耳を傾けたり、自分自身で調べたりして、自然と知識を入れていったのです。
わからないことは一人ではできない
パチンコを例に出していいですか?
パチンコは、やっている人にとっては、ハラハラ・ドキドキ、勝ったり負けたりして楽しい遊びですが、未経験者にとっては、ギャンブル・お金の無駄・雰囲気が悪い・ガラが悪い・タバコ臭い・こわい等、マイナスイメージを羅列して、完全否定しますよね!
なぜ否定するのか?それはパチンコのことが「わからない」からです。「わからない」から「やらない」のです。
Q)「わからない」から「やらない」・・?あれ?どこかで聞いたような・・・
A)そう!投資・資産運用と同じです。パチンコが「わからない」から「やらない」投資・資産運用も「わからない」から「やらない」。パチンコは、生活するうえで必ず必要なモノではないから、わかろうともしないし、自分から勉強することもしません。
何回も言いますが、両者に共通しているのは
「わからない」から「やらない」
これがやらない理由なんです。
投資・資産運用を誰かと一緒にやるという考え方
僕はパチンコをやります。初めて経験したのは、18歳の高校生のとき、父親に連れて行かれたのです(笑)
訳がわからずお金を入れ、玉を弾き、数字が揃い、大当たりして、玉がジャラジャラ出たのが今でも鮮明に覚えてます。
ここで大事なのは、大当たりでもなく、玉がいっぱい出て大勝ちしたことでもありません。パチンコをやったことがポイントなのです。
パチンコをやった=パチンコを経験した
これが大事なのです。
当時の僕は、パチンコが人生で必ず必要ではなかったので、知識はありませんでしたし、もちろん調べることもしませんでした。
そんな興味がない僕を、父親が連れて行ってくれたのです、経験させてくれたのです。
これを投資に当てはめてみましょう。
当時の僕(29歳まで)は、投資・資産運用が人生で必要ではなかったので、知識はありませんでしたし、もちろん調べることもしませんでした。
そんな興味がない僕を、銀行の友人が同情というきっかけで、投資の世界へ連れて行ってくれたのです。経験させてくれたのです。
つまり、未経験者が「あること」を経験する一番簡単な方法は、経験者と一緒に経験することです。一緒に行く(一緒にやる)から、不安も最小限であり、安心感も生まれるのです。
わからないことは経験者と一緒にやる!
最後に
話がそれますが、他にも言うならキャバクラや風俗も同じです(笑)
そういう世界が「わからない」ので、未経験者は自ら1人では行けません。キャバクラ・風俗を経験したければ、経験者に連れていってもらってください!(笑)
投資・資産運用に関して、自分からできる人(自分から動ける人)は、問題ないですが、自分から動けない人がやるためには、経験者と一緒にやるのが一番です。わからないならわかる人とやってください!
特に、安心感が欲しい人は、気持ちが共有できる身近な経験者と一緒にやることです。いろんな人を見てきましたが、これが投資・運用経験者になる一番の近道です。
<要点はこれ!>
- 投資・資産運用を経験する一番の近道は、経験者と「一緒」にやることである!
- 邪道だが、経験者と一緒にお金を出しあって投資信託を契約、損益が出た場合はは折半、という方法もある意味あり。※たとえば、投資信託を500,000円ずつ出し合って、合計100万円で契約したり、つみたてNISAを10,000円ずつ出しあって、月に20,000円積み立てたり、こういう感じに一緒にやれば始めやすいし、安心感も得られる。
これを読め!初心者のための「iDeCo」
< iDeCo とは?>
つみたてNISA に続いて、初心者向けの運用商品第2弾!
その名も「 iDeCo 」
また専門用語~??って思うかもしれませんが、訳すと「個人型確定拠出年金制度」また、正式名称を「individual-type Defined Contribution pension plan」略して「 iDeCo 」(イデコ)と言います。
Q)・・・・・(沈黙)
A)わからないですよね・・・。でも大丈夫です。「 iDeCo(イデコ)」この名称だけ覚えれば、世間で通用しますので安心を!
それでは、まず iDeCo とはどういう商品なのか、簡単に説明すると「積立型の非課税投資信託」です。
Q)あれっ?どこかで聞いたような・・・。あっ!つみたてNISA と同じじゃないですか?
A)確かに、積立型の非課税投資信託という意味では、同じですね!でも、この iDeCoには、他にもっとすばらしい特典がついているのです。
では初心者向けに今回も説明していきましょう!
iDeCo の概要
- 加入対象者は日本在住の20歳以上60歳未満の方
- 積立期間は60歳まで
- 月額積立金は、最低 5,000円 以上 1,000円 単位
- 月額積立金に上限あり
- 積立金は投資信託等で運用
- 積立期間中の運用益は非課税
- 60歳までは解約できない
- 積立の休止はいつでも可能
- 積立金は全額所得控除
今まで、僕のブログを読んできた初心者なら、これらの説明を聞いて、なんとな~く商品のイメージ出来るようになってきていると思います。
では、今回も小学生でもわかるような表現で説明したいと思います。
1. 加入対象者は日本在住の20歳以上60歳未満の方
はい!これは読んで字のごとくです。以上!(笑)
2. 積立期間は60歳まで
積み立てられる期間は自分が60歳になるまで、つまり59歳11か月目が最終積立月です。なぜ期限が決められているかというと、この商品は貯まった資産を将来「年金」として受け取ることを前提としているからです。個人型の積み立て年金と思ってください。
3. 月額積立金は最低 5,000円 以上 1,000円 単位
つみたてNISA とは違い、iDeCo は最低 5,000円 以上となります。
4. 月額積立金に上限あり
ここはポイントです!実はこの商品、月の積立金額に上限があるのです。
◯自営業の方 上限 68,000円
◯会社員の方 上限 23,000円
◯公務員 上限 12,000円
この上限を超えての積み立ては出来ません。理由はあとで説明します。
5. 積立金は投資信託等で運用
つみたてNISA と同じで、iDeCo のために選定されている投資信託の中から自分で選び、運用します。もちろん投資信託なので、プロのファンドマネージャーが運用しますので、基本ほったらかしでOKです。
また、「絶対リスクを取りたくない」という人のために、元本保証型の定期預金があります。投資信託ではなく、定期預金での運用も可能ということです。
6. 積立金期間中の運用益は非課税
これは、つみたてNISA と同じですね!運用中に得た利益はすべて非課税であり、20.315% という余計な税金はかかりません。運用中に得た利益は、まるまる受け取ることができます。
7. 60歳までは解約できない
実はここもポイント。この商品は基本的に60歳までは解約できません。将来の個人の年金のために作られた商品なので、60歳になって初めて解約できるのです。
8. 積み立ての休止はいつでも可能
60歳まで解約できないので、時には金銭的にキツい月もあることでしょう。そのときは、一旦積み立て休止が出来ます。休止しても、今まで積み立てた残高は投資信託で運用されているので、安心してください。
9. 積立金は全額所得控除
これが iDeCo 最大の特徴、メリットといってもいいでしょう。所得控除という意味が分からない方へ説明すると、所得税・住民税が節税できる、つまり支払うべき税金を抑えられるということです。
iDeCo は、将来の年金のために積み立て、資産を増やしながら、節税できる商品なのです。これは実に嬉しいことですね!
具体的にどういうことかというと、年末調整のとき、所得税が今まで以上に戻ってきますし、住民税は、昨年の住民税(市民税・町民税)と比べて、必ず安くなります。
上記 4.で「あとで説明する」と言ったこと覚えていますか?月額積立金に上限をもうけている理由のことです。
所得税の軽減や住民税が軽減される理由は、積立金が全額所得控除だからです。サラリーマンの上限は 23,000円 なので、iDeCo で毎月 23,000円 積み立てている人は、23,000円 全額所得控除されるということです。
所得控除を極端な例でわかりやすく説明しますね。
①iDeCo をやっていないサラリーマン
年収 3,500,000円 × 所得税 20%= 700,000円
結果 700,000円 の税金を支払うことになります。
②iDeCoを毎月23,000円やっているサラリーマン
年収 3,500,000円 - (23,000円 × 12ヶ月)=3,224,000円
※上記の( 23,000円 × 12ヶ月 )が所得控除です。
3,224,000円 × 所得税 10% = 322,400円
※3,224,000円の所得税率は10%になります。
結果 322,400円 の税金を支払うことになります。
700,000円 - 322,400円 = 差額 377,600円!
iDeCo をやっていないサラリーマンは、377,600円も多く税金を支払わなければならないのです。
Q)え~~~っ!iDeCo の所得控除ってこんなに効果があるんですか?
A)そうなんです!(笑) これが、積立金全額所得控除のメリットなのです!だから上限を決めているんです。上限を決めなければ、極端にやる人が出てきますよね(笑)
やればやるほど税金を抑えられるので、極端な税金逃れを防ぐための上限措置なのです。
60歳で年金( iDeCo )を受け取るとき
無事60歳になりましたら、投資信託の運用で増えた資産を現金で受け取ることができます。その場合、一括で受け取る「一時金受け取り」または、毎月分割で受け取る「年金受け取り」が選択できます。
万が一、60歳前に高度障害になってしまった場合や、死亡してしまった場合は、その時点で一時金で受け取れます。(もちろん死亡の場合は、遺族の方が受け取ります)
Q)なるほど!よく分かりました。ここまで聞くと、メリットしかないように聞こえますが、逆にデメリットはないのでしょうか?
A)デメリットというかどうか分かりませんが、iDeCo を契約する前に必ず頭に入れなければならない条件がありますので、それを説明しますね!
iDeCo の留意点
- 加入時に手数料がかかる。
- 運用中に別途定期的な手数料がかかる。
- 年金としての給付時に受け取るごとに手数料がかかる。
- 60歳までの通算加入期間が10年に満たない場合、受給開始年齢が遅れる。
1. 加入時に手数料がかかる
iDeCo はつみたてNISA と違って、加入時に手数料(2,777円 など)がかかります。この手数料は金融機関によってさまざまなので、相談するときは必ず担当者に確認してください。
2. 運用中に別途定期的な手数料がかかる
この商品は加入手数料の他に、積み立てる度に毎月別途手数料(167円 など)がかかります。これも金融機関で違うので、確認が必要です。
3. 年金としての給付時に受け取るごとに手数料がかかる
何と!またまたここでも手数料です。60歳を超え、年金として iDeCo の給付を受ける度に、手数料(432円 など)がかかります。これも確認してください。
4. 60歳までの通算加入期間が10年に満たない場合、受給開始年齢が遅れる
まず前提として、iDeCo の積み立ては60歳までです。例えば53歳で加入したとしましょう。60歳まで7年しかありません。どうなるのでしょうか?
加入期間が10年を満たない場合、加入期間によって、受給開始年齢(解約できる年齢)が決められているのです。(下図参照)
これが「受給が遅れる」というカラクリです。
最後に
iDeCo は、資産運用と節税のW効果があり、しかも60歳までの長期運用が原則なので、節税も含めた実質損益では、ほぼ間違いなく利益が出ます。
しかも開始時期が早ければ早いほど、利益が出る確率が上がり、利益額が大きくなります。逆に開始が遅ければ遅いほど、利益が出る確率が下がり、利益幅も小さくなります。
投資信託での運用の場合、運用期間が短いと、元本割れの可能性もありますので、短期間の運用はお勧めしません。
要点はこれ!
- iDeCo は、投資信託での運用なので、開始する時期が早ければ早いほど、長期複利効果(トータルメリット)が出やすい。
- 時間を味方につけて、最大限の運用益と節税メリットを得よ。
- 上限はあるが、全額所得控除なので、それを考慮した積立額の設定を。
- 積立額は年に1回だけ変更できる。時期や方法は金融機関へ確認を。
- 手数料がかかるので、そこだけは覚悟して運用すること。
- 60歳までは解約できないが、資産を増やすためのメリットとして捉えよ。
- 実は、投資商品の変更(スイッチング)が手数料0円で何回も出来る。その時に利益が出やすい投資商品を選んで、効率よく運用しよう。
これを読め!初心者のための「つみたてNISA」
<つみたてNISA とは?>
つみたてNISA って聞いたことがありますか?
2018年1月から新たに始まった、積立型の少額投資非課税制度なのですが、投資・資産運用をやっていない人は、聞いてもピーンとこないでしょう。
どういう商品かというと、少ないお金から始めることが出来る「非課税の積み立て投資信託」です。積み立てながらお金を貯めて、それを運用して、そこで得た利益は非課税ということです。
つみたてNISA の概要
- 20歳以上の個人が利用可能
- 非課税投資枠は毎年40万円
- 非課税期間は最長20年間
- 普通分配金や売却益が非課税
- 非課税投資総額は最大800万円
- 手数料は無料
- 少額投資が可能
- 複利効果が抜群!
どうです?なんか漢字が多いし、専門用語も多くて、分かりにくいですよね!
投資とか資産運用の本を読んだり、インターネットで調べてみると、ほとんどが専門用語を使っての説明になっているので、これも初心者が投資や資産運用をやらない理由のような気がします。ですので、私は小学生でもわかるような表現で、順番に解説したいと思います。
1. 20歳以上の個人が利用可能
つみたてNISA は、20歳以上の個人であれば、誰でも契約できます。これは分かりますよね(笑)
2. 非課税投資枠が毎年40万円。
これはですね、非課税(税金がかからない)として扱われる年間の積み立て金額が40万円までってことです。つまり、40万円 ÷ 12ヶ月= 33,000円、最大で毎月 33,000円 までを非課税枠として、積み立てられるってこと。
年間40万円に満たず、その年の非課税枠が残っていたとしても12月末で、その年の枠はリセットされ、翌年以降に繰り越すことが出来ません。
3. 非課税期間は最長20年間
契約時から最長で20年間は、運用で得た「分配金」や「売却益」が非課税です。つまり、20年間以内の運用中に得た利益には、税金がかからない、つまり引かれる税金は0円ってことです。
つみたてNISA は、20年間最後まで継続してもいいし、いざ資金が必要となった場合は途中で売却(解約)も可能です。
ちなみに、20年間経過しても、売却(解約)しなかった場合、残念ながら非課税は継続されません。自動的に非課税口座から課税口座へ移ることになっております。
4. 普通分配金や売却益が非課税
この商品は、すべてが非課税、税金が0円、かからないのです。先ほどから、非課税非課税と何回も出てきますが、投資や資産運用の非課税はかなりデカいです。バカになりません。
ちなみに課税の場合の税率は「20.315%」ですが、もし課税扱いだったら、どうなるのか?下記で試算してみますね。
◯利益である分配金が 10,000円 だった場合
10,000円 × 20.315% = 2,031円 が税金であり、受け取る実際の利益は 7,969円
◯売却益が 200,000円 だった場合
200,000円 × 20.315% = 40,630円 が税金であり、受け取る実際の利益は 159,370円
ねっ!課税前と課税後の利益がかなり違いますよね!
非課税の場合、分配金 10,000円、売却益 200,000円、まるまる手に入るのに、課税だとお金が引かれる、これが税金です。
儲かったら儲かった額に対して、お金を国に払え!これが税金なのです。
5. 非課税投資総額は最大800万円
これは、年間40万円 × 最長20年間 = 800万円。月額最大 33,000円 を積み立てて、最長20年間運用した場合、つみたてNISA では800万円まで非課税で運用できるということ。
6. 手数料が無料
これは非常にうれしいと思います。以前説明しましたが、投資信託は契約時に手数料(~3.24%)がかかります。投資信託は、投資した時点で元本マイナスからのスタートって言いましたよね?それが、つみたてNISA はそれが無いんです。手数料がかかりません。これ最大のメリットです!
7. 少額投資が可能
投資とか資産運用とか聞くと、ある程度まとまったお金が必要と思うかもしれませんが、このつみたてNISA は、少額からOKなんです。基本 1,000円 以上ですが、証券会社によっては 100円 以上というところもあります。初心者でも無理なく投資できるってことですね。
8. 複利効果が抜群
基準価格が上げ下げを繰り返し、ドルコスト平均法(※)でコツコツ積み立てていくというつみたてNISA は、実は複利効果が抜群なんです。20年後は信じられないくらい資産が膨らんでいることでしょう。
上の表は、月に 30,000円 を積み立てた場合です。年率0%~が預金であり、1%~5%がつみたてNISAです。
つみたてNISA で積み立てた場合、20年後の資産額が桁違いになってますよね!預金の場合、720万円しか貯まらないのに、つみたてNISA のドルコスト平均法(※)の複利効果が有効に働くと、最大1,222万円にも膨れ上がるのです。
なんと、その差「+502万円」です!!!
つみたてNISA の投資商品の種類
では、つみたてNISA を始める場合、どの種類の投資信託で運用すればよいのか?これが初心者が一番悩むところですが、実は商品の種類は、金融機関ごとで異なります。ただどの金融機関に対しても共通して言えるのは、一般的な投資信託と違って、つみたてNISA の投資信託は、かなり商品数が限られている(少ない)ことです。
その理由は、つみたてNISA は、投資初心者向けに作られた商品であるため、複雑な商品やリスクが高い商品は対象から外されているからです。どの金融機関も、リスクが少なく、長期運用することにより利益を得ることができる商品を取り揃えています。
どのような商品があるか、金融機関の担当者に聞いてみましょう。
つみたてNISA 契約までの流れ(銀行の場合)
- つみたてNISA を契約したい銀行を選ぶ(通常は自分のメイン銀行で契約することが多い)
- その銀行の窓口へ行き、つみたてNISA をやりたいことを伝える。
- 銀行担当者がパンフレットをもとに商品説明を行う。
- 毎月の積み立て可能な金額を決める。( 1,000円 ~ 33,000円 )
- その銀行で取り扱っている投資信託の中から、運用したい商品を選ぶ。
- 金額と商品が決まったら、申込書を書く。
- その後は、毎月の積み立ては自分の口座から引き落としにより積み立てられるので、ほったらかしでOK。
- 選んだ投資信託は、基準価格が上がったり下がったりしますが、ドルコスト平均法(※)により、リスクは平準化されるので、安心してください。
上記の例は、銀行の店舗へ来店して契約する方法ですが、その他、信用金庫、信用組合、証券会社、ネット銀行、ネット証券、ゆうちょ銀行等、今はどこでも取り扱いがあるので、好きなところで開設すればよいと思います。
※ドルコスト平均法という専門用語を何回も出して説明していたのに、説明が遅くなり申し訳ありません(笑)。
つみたてNISA の毎月の積み立ては、投資信託の基準価格が、高かろうが低かろうが待ったなしで購入し、毎月積み立てていきます。高いときに買ったあと、基準価格が下がると、損をした気分(含み損の発生)になります。しかし、その低いときに買うことにより、基準価格が平準化されるってことです。
例)ある店で、1個200円のリンゴを買いました。次の日も行ってみると、同じリンゴが100円で売っていたので買いました。
「なんだよ〜。昨日買って損したよ!」って思うかもしれません。
しかし、手元の2個のリンゴの単価の平均値を出すと、200円 + 100円 ÷ 2個 = 150円。リンゴ1個に150円の価値があるということになります。
これがドルコスト平均法の考え方です。
最後に
将来のために、毎月、口座引き落とし等で積立預金をしている方々は、その積立はやめた方がいいです!
今の時代、預金はリスクしかありません。預金は元本保証ですが、超低金利のため、元本がほとんど増えない。増えないことがリスクなのです。
初心者向けにこんなに良い商品があるのですから、つみたてNISA をやらない術はありません。
毎月の積立預金を、つみたてNISA へ変更し、長期運用で資産を増やしてください。
<要点はこれ!>
- つみたてNISA は、リスクが少なく、投資初心者には最適の商品である。
- 毎月積み立てしたいなら迷わず「つみたてNISA」へ。
- 短期での解約は元本割れの可能性があるが、万が一の時はいつでも解約可能。
- つみたてNISA は時間をかけて資産を増やす仕組みなので、やるなら早めに。
- 運用期間が長いほど、利益を生む可能性が高い。一旦やったら、60歳~65歳までは続けてみよう。
- 基準価格が下がってもビビるな。爆発力のあるドルコスト平均法が後々、利益に貢献、資産に反映してくれる。