投資・資産運用に回すお金がない人はどうすれば良いのか?
投資・資産運用に回すお金がない人はどうすればよいのか?
僕はサラリーマンなのですが、投資・資産運用での収入(配当金や分配金)が、年に250~300万円 くらいあります。月にすると 約20~25万円 の給料以外の収入、いわゆる副業収入ってやつです。
副業にはさまざまな種類がありますが、僕は投資・資産運用という種類の副業をやってます。お金を使ってお金を稼ぐ、これが投資・資産運用です。
Q)私、投資・資産運用に興味があります。ですが、お金がありません。お金がなくてもできる方法を教えてください!
A)いきなりすごい質問ですね~笑!お金がなくてもできる方法ではなく、お金がない場合は、どうすれば良いのか?それを教えます。
まず、投資・資産運用するにあたり、大前提は「お金があること」「お金を持ってること」です。モノを買うとき、お金が必要ですよね?それと同じように、投資・資産運用というモノを買うので、お金が必要です。
でもこの世の中、投資・資産運用に回すお金を持っている人が少ないのが事実です。特に若者に多い。入社したばかりで給与が低い、勤務を続けているが給与がなかなか上がらない、転職ばかりで給与が安定しない、支出が多くてお金が貯まらないなど。
しかし、こういう世の中でも、投資・資産運用している人がいるのは事実です。
投資・資産運用をやりたいが、お金がない人はどうすれば良いのか?どうすべきなのか?それを説明します。
お金はないが投資・資産運用をやりたい人
お金がない人はどうすれば良いのか?僕なりに考える初心者向けの方法は「2つ」あります。
<1つ目>
毎月の給料の中から「つみたてNISA」や「iDeCo(イデコ)」をやる方法です。
以前の記事で説明しましたが、これらの商品は、毎月少額から始めることができるので、まとまったお金がなくても、すぐに始めることができます。
※商品概要や仕組みは「初心者のためのつみたてNISA」「初心者のためのiDeCo(イデコ)」をご参照下さい。
<2つ目>
投資資金・運用資金を貯める行為、ズバリ「貯金・貯蓄」です。
とにかく給料から強制的にお金を貯めるのです。僕には22歳から30歳までの8年間で960万円貯めた実績がありますので、不可能ではないです。やる気を起こし、行動、そして続ければ必ず貯まります。
ちなみに、自分自身で口座からおろして、別口座へ入金して貯める方法や、余裕がある月は多く、余裕がない月は少なくという、不安定な貯め方は絶対NGです。そのやり方では僕の経験上、貯まりません。人間は意志が弱い生き物なので、生活がピンチになると、どこかのタイミングでおろして必ず使ってしまいます。
ですので、口座から毎月決まった日に決まった額を強制的に引き落とす「定期積金」「積立預金」「積立貯金」などを強くお勧めします。
そして目標までお金が貯まったら、それを元金として投資・資産運用を始めます。実は、まとまったお金があると、選択肢がかなり広がるのです。
- 定期預金(円定期、外貨定期)
- 株式(国内株式、海外株式)
- 投資信託(国内投信、外国投信)
- 債券(国内債券、外国債券)
- ソーシャルレンディング
- ※初心者には向かない信用取引やFX、仮想通貨は対象から除きます。
簡単に思いつくだけでも、これだけあるのです。
お金がない方は、「つみたてNISA」「iDeCo(イデコ)」または「貯金・貯蓄」の二択です。まずは、どちらかを選び「行動」してください。
この二択のそれぞれのメリット・デメリット
お金はないが、投資・資産運用したい人に必要なのは「行動」です。つみたてNISAやiDeCo(イデコ)を契約するという「行動」、お金を貯めるという「行動」、この行動なしには、資産を築くことができません。
これらの「行動」をするためには、どんなことに注意しなければならないのか?行動することを前提で、二択に対する注意事項、メリット・デメリットを説明します。
① つみたてNISA・iDeCo(イデコ)を選んだ人
- 月々の負担:少額から始められるので軽い。
- 投資商品数:好きに選べず、限られている。初心者向けなのでリスクが少ない商品が多い。
- 毎月の給与:少額しか投資しないので、外食、飲み会、デート、娯楽、趣味にある程度好きなように使える。
- 資産形成額:お金がない状態から始まるので、貯まる額には限度がある。大きなお金を手にすることはできない。
- 運用期間 :長く運用することが大原則。短いと効果がなく、資産形成が出来ない。元本割れの可能性もゼロではない。
② 貯金・貯蓄を選んだ人
- 月々の負担:月々の貯蓄額が多ければ多いほど負担が重い。僕のように月10万円積み立てする場合は、かなり生活がきつくなる。
- 投資商品数:お金を貯めてから一括で投資することになるので、商品の種類はかなり多い。ローリスク、ミドルリスク、ハイリスクなど、好きな分野へ好きなだけ投資ができる。
- 毎月の給与:貯蓄額が多ければ多いほど、外食、飲み会、デート、娯楽、趣味にお金は使えない。積み立て期間が長ければ長いほど、我慢の生活を長く送ることになる。
- 資産形成額:まとまったお金がある状態での投資・資産運用スタートなので、増える額には限度がなく、短期間で資産形成できる可能性が充分にある。
- 運用期間 :まとまったお金がある状態での投資・資産運用スタートなので、短期間でも結果が出やすい。長期間の運用は、さらなる資産形成ができる可能性が充分にある。
最後に
本気で将来のために考えているなら、僕は「貯金・貯蓄」してからの投資・資産運用を強くおすすめします。なぜなら、まとまったお金が発揮するリターンは、爆発的に大きいからです。
そして、貯めるなら、僕のように短期間で大きなお金を貯めてください。僕は洗脳5箇条の「貯蓄脳」だったので、苦しいとは感じませんでしたが、普通の人は、遊びや楽しみができない生活は苦しいはずです。貯蓄は必ず短期間で!
僕は8年間で 960万円 貯めましたが、月10万円 × 5年 = 600万円 でのスタートで充分です。その 600万円 を年3~5% で運用すると、副業収入で年18万円~30万円 手にすることができます。その生活を10年~20年~30年・・想像してみてください。間違いなく資産築けますよ!
<要点はこれ!>
- つみたてNISA・iDeCo(イデコ)もいいが、本気で将来を考えるなら、短期間で大きなお金を貯めてから、投資・資産運用を始めよ。
- 貯蓄期間は生活が苦しいが、苦のあとには必ず「楽」がくる。貯蓄期間は遊びを我慢。そのくらいの覚悟で!
- 行動は早ければ早いほど良い。20代で元金を貯め、30代からは投資・資産運用で生きていけ。
- 行動した人だけが、未来を変えることができる。