スピードKeiの初心者向け投資術

人はなぜお金を投資・運用できないのか?その理由や初心者が投資を経験するための具体的方法を「貯蓄に狂っていた僕」がお伝えします。

初心者の僕が初めて株を買ったときの話

初心者の僕が初めて株を買ったときの話

 
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    上司「株やってみないか?」

 僕 「株ですか?いや・・やらないです。絶対やらないです」

 上司「そんなこと言うなよ。何事も経験だぞ!教えるからやってみろ」

 僕 「いや・・株だけはいやです。経験したくないです」

 

 これは、僕が初めて「株」というモノを勧められた時の会話です。僕が投資信託をやっていることを知っていた上司は、僕に株を勧めてきたのです。

 

 確かに僕は30歳の時、投資というモノを経験し、勉強し、理解して、投資信託を運用しています。

 投資歴6年ですが・・・株は別です!

 

「株はこわい!」「株は損をする!」

 

 当時36歳、僕はそんなことを思っていました。なぜそんなことを思ったかというと、人間はリスクがあり、かつ経験がないことは、まず否定から入るからです。

 僕は、株に関して「上がったら儲かり、下がったら損をする」くらいのことしか知らず、その他知識はほとんどありません。まず仕組みがわかりません。ぶっちゃけ、購入の仕方もわからないのです。なので、株は否定しました。

 

 僕 「検討しましたが、やっぱりやりません」

 上司「そうか。残念だ・・・」

 

初心者の僕が初めて株の儲け方を知ったときの話

 上司「この前、お前に勧めた株あっただろ?」

 僕 「はい・・・」

 上司「儲かったぞ!+160,000円 だ!」

 僕 「えっ?!」

 上司「だからやらないか?って誘ったのに(笑)」

 僕 「えっ・・・(無言)」

 

 「いったいなにがあったんだ!何で僕はやらなかったんだ!くそっ!うらやましい・・」こんなことを思いながら、僕は上司を妬みました。

 何が起こったのでしょうか?何で 160,000円 も儲かったのでしょうか?いったい何が・・

 

 上司に話を聞いたところ「新規上場の株」を買ったというのです。

※上場は「じょうじょう」と読みます。過去に「あげば」と呼んだ人がいました(笑)投資の世界にまったく興味がない人は、上場という文字すら日常では触れないからわからないのです。

 

 新規上場株(業界ではIPOという)は、誰でも買うことは出来ず、抽選で当たった人しか買えないとのこと。上司は、僕に何を勧めたかったのか具体的に聞いたところ「IPOに当選したので、ある企業の株100株 に対して、一緒に資金を出さないか?」ということでした。

 分かりやすく言うと、下記の条件の株に対して、折半で一緒に投資しようと勧められたのです。

  1. 株式 :新規上場株(IPO)
  2. 企業名:忘れました
  3. 株価 :2,000円 くらい?(今回は 2,000円 と仮定します)
  4. 株数 :100株

1)今回は新規上場の株でした。新規上場株は応募者がかなり多いので、抽選で当たった人しか買えません。なぜそんなに多いかというと、新規上場株は株価が上がるからです。上がるということは儲かるということ。だから誰でも欲しいのです。

 IPOは、企業の立場から言うと、会社の株を市場に売り出し、投資家から直接お金を集める方法であり、企業が資金調達をする方法のひとつです。

2)企業名は忘れました。まったく覚えてません(笑)

3)上場する企業の1株あたりの価格です。

4)購入した株数です。当時の僕はわかりませんでしたが、基本的に株を購入するときは 100株 単位です。今回の場合、1株 2,000円 なので、2,000円 × 100株 = 200,000円 この株を購入する場合、200,000円 が必要ということです。

 

 僕 「200,000円 必要だったんですか?高ぇぇぇぇ!」

 上司「いやいや。2人で 100,000円 ずつ出し合って 200,000円 を投資しようという考えで勧めたんだ」

 僕 「あ~そういうことだったんですか!」

 

(僕)⇒ 100,000円 ⇒(上司 )⇒ 200,000円 ⇒ IPO

 この方法は、乗り合いみたいなもの(僕は乗り合い投資と呼んでます)で、株式投資の名義は上司、資金だけ折半ということです。一応言っておきますが、普通はこんな方法はありません(笑)


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上司が言っていた 160,000円 儲かったとは?

 160,000円 儲かったということは、投資した 200,000円 が 360,000円 になったということです。

 株は株価の変動により、損益が発生します。今回新規上場した企業の株が、2,000円 から始まり、上場後上がっていき、3,600円 まであがったところで、上司が売却したということです。

 ◯新規上場時:2,000円 × 100株 = 200,000円

 ◯株式売却時:3,600円 × 100株 = 360,000円+160,000円

 ※ちなみに、株は100株 単位なので、購入も売却も100株 ごとになります。

 

 新規上場株は投資家から注目され、その日かなり盛り上がる(かなり売買され資金が動く)ので、上場当日は、一気に上がることが多いです。大抵の人は、上場当日に売却して、利益を確定します。

 

 僕 「1日で 160,000円 の利益ですか!?ある意味、日給 160,000円 じゃないですか!?(笑)」

 上司「日給というか、11:00 に売却したので、実質 9:00 ~ 11:00 の2時間の運用で+160,000円 だ。時給 80,000円 だな!ハハハ~(笑)」

 

 株ってとんでもねぇ・・・

 新規上場ってとんでもねぇ・・・

 株式投資はなんていう世界だ・・・

 

 株の仕組みを初めて知った1日でした。

 

初心者の僕が初めて株を買ったときの話

 上司「よっしゃ!当選したぜ!」

 僕 「えっ?またIPO当選したんですか?」

 上司「そうだ。100株だけどな」

 僕 「初心者なので、乗り合い投資させてもらえませんか?」

 上司「なんだ?今回は積極的だなぁ(笑)株価 1,600円 だから 80,000円 必要だぞ?」

 僕 「はい!わかりました!」

 

 上場すると、投資家は株価チャートをリアルタイムに見ながら、株価の値動きを確認して、売却時を見計らうのです。

 先ほども言いましたが、IPOは活発に売買されるので、株価は上がります。このときも 1,600円 が 2,400円 まで上昇しました。

 

 ◯新規上場時:100株 × 1,600円 = 160,000円

 ◯株式売却時:100株 × 2,400円 = 240,000円(+80,000円

  乗り合い投資なので、上司+40,000円 僕+40,000円

 

 僕が株に投資した 80,000円 が 120,000円 になって返ってきました!

 僕「すげぇ~!これが株か~!」

 上司「なっ!やってみるもんだろ?これで経験者だな(笑)」

 

 これが僕が初めて株に投資した「乗り合い投資」自分では直接買ってはいないが、間接的に株を経験した時の話です。

 

最後に

 投資信託でも株式投資でも、未経験者は、身近な投資家と「同じモノを買う」または「一緒にやる」ことにより、経験しやすくなります。株式未経験の僕は、株をやるために上司と一緒に「乗り合い投資」という方法をとりました。

※ちなみに、乗り合い投資は2人以上なら何人でも可能です。僕は3人で乗り合い投資をしたこともあります。再度言いますが、こんな投資方法はありません(笑)

 

 株は100株 単位で売買されているので、株価をみたら ×100 をすれば、購入に必要な最低金額がわかります。

 この経験がきっかけで、僕は投資信託に続き、株式投資への道も歩き始めたのです。安いときに買って高いときに売れば利益が確定、それが株です。

 

<要点はこれ!>

  • 初心者はまず新規上場株(IPO)に申し込みをしろ!
  • 当選したら、IPOを買え!
  • IPOは当日売却が原則、かなり高い確率で儲かる!
  • 仲間との「乗り合い投資」も有効な投資方法である!
  • まずは経験すること。経験しないと何も始まらない!