スピードKeiの初心者向け投資術

人はなぜお金を投資・運用できないのか?その理由や初心者が投資を経験するための具体的方法を「貯蓄に狂っていた僕」がお伝えします。

初心者はまずこの投資信託をやれ!

初心者が投資信託をやる場合、どの投資信託を買えばいいのか?

 

Q)まとまったお金が貯まった!よし!投資信託をやるぞ!

A)おっ!よく頑張ったね~!ところでどの投資信託を買うの?

Q)えっ???え~と・・・

A)わかりました。アドバイスしましょう!笑

 

 以前説明した「つみたてNISA」や「iDeCo(イデコ)」も、少額から始めることができるので、初心者向けですが、今回はつみたて系ではなく、「一括購入型投資信託」の話をします。

 初心者は、どの投資信託をやればいいのか?それは・・・

 はっきり言います。「インデックスファンド」です。

 

インデックスファンドとは何か?

 投資信託というのは、自分の代わりにファンドマネージャーが、まとまったお金を運用する仕組みということは、もう理解していると思いますが、投資信託のインデックスファンドというのは、株式等の「指数」と同じような動きをする投資信託です。

 

Q)株式指標とは?同じような動きとは?ハテ・・?

A)ではわかりやすく言いますね!

 

 インデックスファンドは「日経平均株価」「TOPIX」「NYダウ」など、株式市場等の全体の動きを表す代表的な指数(インデックス)と同じような動き、同じようなグラフを描く投資信託です。

 

 なぜ初心者には、インデックスファンドが向いてると言われているのか?

 それは、単純で、わかりやすいからです。よくテレビのニュースで「今日の日経平均株価は…」とか「今日のTOPIXは...」とか「今日のNYダウは…」とか、聞いたことないですか?ありますよね!?まさにそれです!

 

 例えば、日経平均株価が上がれば、インデックスファンドは上がり、日経平均株価が下がれば、インデックスファンドは下がります。

 

※ちなみにインデックスファンドというのは、種類のことを指しており、投資信託の商品名ではありません。車で言うなら、スポーツカーが種類のことを指し、フェラーリが商品名ということになります。

    僕が初めてやった投資信託は、インデックスファンドの中の「底力」です。底力は、日経平均株価に連動する投資信託でした。

 

Q)ということは、インデックスファンドをやる場合、日経平均株価等の「指数の値動き」だけ把握していれば良いってことですよね?

A)その通りです!

 

 また「TOPIX」や「NYダウ」、その他の指数に連動したインデックスファンドもあります。

 もちろんTOPIXが上がれば、基準価格が上がり、TOPIXが下がれば、基準価格が下がりますし、NYダウが上がれば、基準価格が上がり、NYダウが下がれば、基準価格が下がります。

  

 では、ここで「日経平均株価」とは何か?「TOPIX」とは何か?「NYダウ」とは何か?説明しましょう。

 

日経平均株価とは?

 日経平均株価とは、日本経済新聞社が発表する株価のことで、東証1部上場銘柄の中で、代表的な225銘柄の株価の平均です。日本の株式市場の動きを把握する代表的な指標なので、日経平均株価という言葉は、必ず覚えてください。ちなみに、225銘柄は固定ではなく、定期的に入れ替えが行われております。

 この225銘柄のことを日経225といい、日本を代表するトヨタユニクロ資生堂、NTT、ソフトバンクソニー三井住友フィナンシャルグループなどが対象になっています。

 

 TOPIXとは?

 TOPIX(トピックス。Tokyo Stock Price Index)正式には、東証株価指数と呼ばれ、東証1部に上場されている全銘柄を対象に算出されている株価指数のことです。日経平均株価と並ぶ、代表的な株価指数です。

 東証1部の全銘柄(2019年2月現在、2,128社)を対象に指数を算出しております。

 

NYダウとは?

 NYダウ(ニューヨークダウ)とは、世界経済の中心であるアメリカの超優良企業「30銘柄」株価指数であり、ダウ・ジョーンズ社が発表しています。わかりやすく言うと、日経平均株価アメリカ版です。

 銘柄の中には、アメリカン・エキスプレス、インテルマイクロソフトマクドナルド、コカコーラなどがあります。

 

 

 どうです?なんとなく、わかってきたんじゃないでしょうか?インデックスファンドが「日経平均株価」「TOPIX」「NYダウ」と連動するとはどういうことかが。

 

◯ インデックスファンドのメリット

  • 指数に連動する仕組みなので、シンプルでわかりやすい。
  • 日経225TOPIX、NYダウ等の中のさまざまな株式に分散投資するので、リスクが軽減できる。
  • 日々の価格の増減にビビる必要はなく、ほったらかし運用ができる。

 

◯ インデックスファンドのデメリット

  • 日経平均株価やNYダウのグラフをみてもわかる通り、長期投資で利益を上げていく仕組みなので、短期間では大きな利益が見込めない。
  • リスクが少ないので初心者には向いているが、大きな利益が短期間で出ることがないので、慣れてくるとつまらない


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 このグラフの日経平均株価で説明します。

 2012年の日経平均株価が 約8,200円、2017年の日経平均株価が 約19,700円 を指しているのがわかります。インデックスファンド(特に日経225)は、この指数に連動するので、当時、日経225関連の投資信託を買っていた人は、どうなったか?

 19,700円 ÷ 8,200円 = 2.4 株価が 2.4倍 になってます。2012年に 500万円 を投資した人がいたとしたら、その投資信託は、500万円 × 2.4 = 1,200万円 になっているってことです。

5年間で+700万円の利益

これが、インデックスファンドです。

 

    では、ここで話を戻しますね。

Q)インデックスファンドとはなんでしょうか?!説明してください。

A)「日経平均株価」や「TOPIX」「NYダウ」などの指数に、連動するように作られた投資信託のことです。

Q)正解です!(拍手)日経平均株価TOPIX、NYダウに共通するのは、上場会社の株の動きを示している指数なので、日経平均株価TOPIX、NYダウが上がれば、インデックスファンドの基準価格も上がり、日経平均株価TOPIX、NYダウが下がれば、基準価格も下がることがほとんどなのです。

 

 良かった~!これでインデックスファンドが理解できましたね!

 日経平均株価TOPIX、NYダウの動きを見ていれば、自分が投資したファンドが上がっているのか?下がっているのか?好調なのか?不調なのか?わかるのです。

 夜のニュースを見て、それらが上がっていれば、保有投資信託が「本日プラス」、下がっていれば「本日マイナス」っていうわけです。

 

 ねっ!だから初心者向きって言ったでしょ!

 別な言い方をすると、インデックスファンドを持っているということは、間接的に株式に投資していることと一緒なのですよ。個別株を持っていなくても、インデックスファンドを持っていれば「間接株主」なんです!初心者なのに株主!なんかいい響きですよね~。

 

 では、インデックスファンドを購入するためには、どうすればよいのか?

 初心者のあなたが、インデックスファンドを購入したいと思ったら、ネット証券とか証券会社の店舗ではなく、自分のメイン銀行(給与振込や公共料金引き落とし銀行)に直接足を運んで、担当者に聞いてみてください。初心者にとって、証券会社の店舗は入りにくいので、絶対銀行の方がいいです。そして、その店舗でどのようなインデックスファンドを取り扱っているのか、開示してもらってください。

 

 そして、一通り説明を受けたら、その中で1番わかりやすい(把握しやすい)商品を契約することをおすすめします。

※必ず、自分が理解した投資信託を購入してください。商品内容を理解しないで購入すると、運用してても気持ちが入らず、ぶっちゃけ「つまらない」運用期間を過ごすことになります。投資信託を育てる(含み益を増やす)には、その投資信託を理解していることが必須です。

 

最後に

 初心者向けの投資信託はたくさんあります。その中でわかりやすく始められるのが「インデックスファンド」です。インデックスファンドを持つと、毎日のニュースで、日経平均株価TOPIX、NYダウ平均を気にするようになります。そして毎日見ていると、日本経済や世界経済の流れ(上向きか下向きか)や、なぜ上がったのか?なぜ下がったのか?なんとなくわかってくるようになります。

 そのうち、経済に無意識に目がいくようになる、それもインデックスファンドのいいところですね。

 

<要点はこれ!>

  • 初心者には「インデックスファンド」が向いている。
  • インデックスファンドには、他の指数(TOPIX、NYダウ、高配当株式、Jリート指数、USリート指数など)に連動する種類もあるが、初心者は「日経225」に連動するファンドを選べ!
  • インデックスファンドは、とにかく長期運用が原則。短期間の損益で「損した」とか「解約しよう」とか判断するな!
  • これをきっかけに日本経済、世界経済に意識を向けよ!